「雪上のスナイパー」と称されるバイアスロン。クロスカントリーの激しい滑走と、精密な射撃が組み合わさったこの競技は、一発のミスで順位が入れ替わるスリリングな展開が魅力です。
2026年五輪をより深く楽しむために、3分でわかる基本ルールを予習しましょう!
競技の基本:走って、撃って、また走る!

バイアスロンは、スキーで一定距離を滑るごとに、ライフルで5つの標的を狙う「射撃」を行います。
射撃の2つのスタイル
| 伏射(ふくしゃ) | ゴルフボール大(直径4.5cm)の標的を寝そべった姿勢で撃つ。 |
| 立射(りっしゃ) | 立った姿勢で撃つ。標的の直径は 11.5cm(CDサイズ)。 |
※どちらも距離は50m先。心拍数が上がった状態でのこの標的は、驚くほど小さく見えます。
最大の注目点:外した時の「ペナルティ」

バイアスロンの勝敗を分けるのは、射撃を外した際に追加されるペナルティです。種目によって2つのパターンがあります。
① ペナルティループ(罰走)
- 標的を1つ外すごとに、150mの短いコース(ペナルティループ)を追加で1周滑らなければなりません。
- 1周は約20秒〜30秒のタイムロス。これが順位に大きく響きます。
② タイム加算
- 「個人(インディビジュアル)」種目では、外した数だけタイムに「1分」が自動加算されます。
- 滑走スピードでカバーするのが難しいため、より正確な射撃が求められます。
これだけは知っておきたい!主要な種目
五輪で行われる種目は、スタート方式によって楽しみ方が変わります。
| スプリント(個人) | 30秒おきに一人ずつスタート。全2回の射撃で純粋なタイムを競う。 |
| パシュート(追抜き) | スプリントの結果をもとに、タイム差をつけて順次スタート。 「前の人を追い抜けば順位が上がる」ので、状況が非常に分かりやすい! |
| マススタート(一斉スタート) | 全員が同時にスタート。射撃場に一斉に選手がなだれ込む光景は圧巻。 |
| リレー | 4人1組のチーム戦。予備弾が3発認められており、戦略的な要素が強まります。 |
4. 観戦のツボ:ここを見ると100倍面白い!

- 射撃場への「入り」と「出」
息を切らして射撃場に入ってきた選手が、いかに素早く呼吸を整え、何秒で撃ち終わるか。その「静と動」の切り替えに注目! - 射撃カウンターの色
中継画面の標的マークが、命中すれば「白」、外れれば「黒」に変わります。最後の1発を外した時のドラマはバイアスロンならでは。 - トップ選手の「逆転劇」
絶対王者のヨハネス・ベー選手(ノルウェー)のように、ペナルティを課せられても驚異的な滑走スピードで順位を上げてくる「怪物の追い上げ」は必見です。
まとめ:射撃を終えるまで勝敗はわからない
バイアスロンは、どんなに独走していても最後の射撃でミスをすれば、一気に表彰台から転落することもある残酷で美しいスポーツです。
ミラノ大会では、イタリアの地元の星リサ・ヴィトッツィ選手の精密な射撃や、フランス勢の高速射撃など、世界最高峰の技にぜひ注目してみてください!



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