2026年2月14日、ミラノ・スピードスケート・スタジアム。氷上の格闘技とも呼ばれる男子500mは、歴史に刻まれる高速決着となりました。
男子スピードスケートメダリスト一覧
今大会の表彰台に登ったのは、世界を驚かせた若き才能と、安定した強さを誇るベテランたちです。
| 順位 | メダル | 選手名 (国籍) | タイム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 🥇 金 | ジョーダン・ストルツ (USA) | 33.77 | 五輪新記録 (OR) |
| 2位 | 🥈 銀 | イェニング・デ・ブー (NED) | 33.88 | 首位と0.11秒差 |
| 3位 | 🥉 銅 | ローラン・デュブルイユ (CAN) | 34.26 | 首位と0.49秒差 |
ハイライト:ストルツが圧巻の五輪新
アメリカのジョーダン・ストルツ選手が、2022年北京大会で記録された高亭宇(中国)の記録(34.32)を大幅に塗り替える33.77という驚異的なタイムで金メダルを獲得しました。スタートから圧倒的な加速を見せ、他を寄せ付けない滑りで新時代の王者に輝きました。
銀メダルのイェニング・デ・ブー選手(オランダ)も33秒台に突入する異次元のタイムを記録。3位には経験豊富なカナダのローラン・デュブルイユ選手が入り、表彰台を守りました。
🇯🇵 日本人選手の奮闘
日本勢はメダルこそ逃したものの、世界のトップレベルと互角に渡り合う滑りを見せました。
- 6位入賞:新濱 立也(34.466)
5位のディニス選手(オランダ)との差はわずか0.005秒。まさに「紙一重」の差で入賞となりました。北京大会の金メダリスト、高亭宇(7位)を抑えた走りは、日本エースとしての誇りを感じさせました。 - 10位:森重 航(34.62)
前回の銅メダリストとして期待がかかった森重選手ですが、今回は10位。激戦の中、34秒中盤のタイムでトップ10を死守しました。 - 19位:倉坪 克宏(34.85)
初めての五輪舞台で、34秒台のタイムを記録。19位という結果ながら、今後の成長を感じさせる滑りを見せました。
氷上の情熱は次代へ:2030年大会への期待
今大会、33秒台という驚異的な記録が飛び出し、世界のスピードスケート界は新たな高速化時代に突入しました。
日本勢にとっては、わずか数百分の1秒、数千分の1秒に泣く悔しい結果となりましたが、新濱選手の入賞や若手の倉坪選手の台頭など、明るい材料も多く残しました。このミラノで味わった「あと一歩」の悔しさは、2030年冬季五輪でのメダル奪還に向けた大きな原動力となるはずです。
再び世界の頂点を射抜くその日まで、日本短距離陣の挑戦は止まりません。


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