冬のスポーツ観戦で、静かな熱気に包まれる「カーリング」。一見すると単純そうに見えますが、実は奥が深い競技の一つです。
ルール自体はすごく簡単で「中心に一番近い石はどれか?」という一点に注目するだけで、楽しむことができます。
今回は、冬季オリンピックに備えて前にサクッと読める、3分間の予習ガイドをお届けします。
カーリングの基本ルール

カーリングは4人編成で行われる競技になります。
オリンピックには、4人の選抜と控えの1名で参加することになります。
カーリングの4人の役割と投球の順序
カーリングの4人のチームはポジションが決まっており、それぞれ1エンドにつき2投ずつ、計8投を交互に投げ合います。
- リード
最初に投げる人。守備や攻撃の土台を作ります。 - セカンド
2番目に投げる人。相手の石を弾いたり、ガードを置いたり役割が多彩です。 - サード
3番目に投げる人。終盤の勝負どころを任される実力者。 - スキップ
チームの司令塔。ハウス(的)で指示を出し、最後に最も重要な2投を投げます。
試合の流れは、全10エンド(野球の回のようなもの)で構成され、合計得点で勝敗を決めます。
1試合は約2.5〜3時間と、じっくり頭脳戦を楽しむスポーツです。
そのため、2026年のオリンピックでは開会式の前から競技が行われている種目でもあります。
カーリングはどうすれば「得点」になるのか?

カーリングの得点計算は、他のスポーツにはないユニークな特徴があります。
ポイントは「一番内側の石」
エンド終了時、ハウス(円形の標的)の中心に、「より近い石を置いたチーム」だけが得点できます。
得点の数え方は、「相手チームの最も中心に近い石」よりも、さらに内側にある自チームの石の数がそのまま点数になります。
例えば、中心に近い順に「自分・自分・相手・自分」だった場合、相手の石より内側にあるのは2個の意思があるため、そのエンドは2点獲得ということになります。
また、どんなにハウスに石をたくさん残していても、相手の石が一つでも中心に近ければ、そのエンドは0点になります。
カーリングの勝敗を分ける「有利・不利」のポイント

カーリングは、投げる順番が戦略に大きく関わります。
最後に石を投げる権利(ラストストーン)を持つ「後攻」が圧倒的に有利なスポーツです。
そのため、点をとったチームが次のエンドでは先行になります。
テレビ中継などだと分かりやすくスコアボードで、チーム名の横に「小さなハンマーのマーク」がある方が後攻です。
不利なはずの「先攻」チームが点をもぎ取ることをスチールと呼びます。これが出たら、その試合の大きな転換点になり、チームの勝利が近づきます。
カーリングではなぜブラシでこするのか?

「ヤップ!(掃け!)」「ウォー!(掃くな!)」という叫び声とともに、選手たちが必死に氷をこする(スイーピング)のには、しっかりとした理由があります。
- 距離を伸ばす
摩擦熱で氷の表面をわずかに溶かし、石の滑りを良くして距離を最大2〜3メートル伸ばせます。 - 曲がりを抑える
石は回転しながら進むため放っておくと曲がりますが、こすることで真っ直ぐな軌道を保たせます。
つまり、投げた後に「あ、少し弱いな」「曲がりすぎるな」と感じたとき、スイーパーたちが人力で軌道を微調整しているのです。
これを知っていれば通!「観戦キーワード」
この用語を知っておけば2026年のカーリングは楽しむことができます!
| ドロー | 相手の石に当てず、狙った場所にピタッと止めるショット。 |
| テイクアウト | 相手の石にぶつけて、弾き飛ばしてハウス外へ出すショット |
| ガード | ハウスの手前に置く石。自分たちの石を守る役割をします |
| コンセッション(握手) | 最終エンドを待たずに、逆転不可能と判断したチームが負けを認めること。カーリングにおける「清々しい投了」の儀式です。 |
| ハウス | 円形の標的。ここにある石が得点対象になります。 |
| ブランクエンド | 両チーム無得点のエンド。次エンドでも「後攻(有利)」を維持するための高度な戦略です。 |
| ドロー | 相手の石に当てず、狙った場所にピタッと止めるショット。 |
💡 まとめ:ここだけ見ればOK!
カーリング観戦の醍醐味は、「後攻のチームが、最後の一投で相手の石を弾き出して中心を奪えるか?」というラストショットの緊張感に凝縮されています。
この3分予習を胸に、ぜひ氷上の熱い頭脳戦を楽しんでください!



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