2026年2月15日、イタリア・ミラノで開催された冬季オリンピック。スピードスケート女子500mにて、日本中が注目した一戦が行われました。
高木美帆選手は専門外でありながらも銅メダルを獲得し、フェムケ・コク選手は36.49秒の五輪新記録を樹立しました。
日本勢は山田梨央が9位、吉田雪乃が13位と大健闘しました。
高木美帆、不利な条件を跳ね除け「銅メダル」の快挙
「オールラウンダー」の真骨頂。第4ペアという早い組での登場となった高木美帆選手ですが、低地リンクの重い氷を感じさせない力強い蹴り出しで、37.27秒をマークしました。
後半の強豪たちが次々とタイムを落とす中、彼女が刻んだタイムは最後まで表彰台圏内に残り続けました。1500mや団体追い抜き(パシュート)のイメージが強い高木選手ですが、この500mでのメダル獲得は、日本スケート界の歴史に刻まれるべき「勝負強さ」の証明です。
フェムケ・コクが「小平奈緒の記録」を塗り替える
今大会最大のトピックは、女子500mの歴史が塗り替えられた瞬間でした。
第15ペアに登場したオランダのフェムケ・コク選手。スタートから圧倒的なピッチで加速すると、最終コーナーを完璧なライン取りで旋回。電光掲示板に表示されたのは36.49秒。
2018年平昌大会で日本のレジェンド、小平奈緒さんが記録した「36.94」を0.45秒も上回る、驚異的なオリンピック新記録が誕生した歴史的瞬間でした。
日本女子スプリントの底力:山田、吉田ら若手の躍進
メダルには届かなかったものの、日本勢の層の厚さが示されました。
- 山田梨央 選手:37.78秒(9位) 初の大舞台でトップ10入りを果たす堂々の滑り。
- 吉田雪乃 選手:37.98秒(13位) 自己ベストに迫るタイムで世界の強豪と渡り合いました。
高木選手が切り拓いた道を、次世代の若手たちが確実に追いかけています。
女子500m 最終結果(リザルト)
| 順位 | 選手名 | 国籍 | タイム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | フェムケ・コク | NED | 36.49 | 五輪新記録 (OR) |
| 2 | ユッタ・レールダム | NED | 37.15 | |
| 3 | 高木美帆 | JPN | 37.27 | 銅メダル獲得! |
| 4 | セレナ・ペルガー | ITA | 37.30 | |
| 5 | エリン・ジャクソン | USA | 37.32 |
まとめ:ミラノの風はオランダと日本に吹いた
2026年ミラノ大会の女子500mは、新女王フェムケ・コクの誕生と、日本のエース高木美帆の意地が交錯する歴史的一戦となりました。
オランダ勢のスピードと日本勢の技術。このライバル関係は、今後の世界選手権、そして4年後へと続いていきます。感動をありがとう、高木選手!


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