2026年2月14日、イタリアの「リヴィニョ・エアリアル&モーグル・パーク」にて、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフリースタイルスキー・女子デュアルモーグルが開催されました。
雪上の格闘技とも呼ばれるこの種目で、世界最高峰の選手たちが激しいバトルを繰り広げました。公式記録に基づき、大会の結果と日本人選手の激闘を詳細にレポートします!
女子デュアルモーグル表彰台の顔ぶれ
激戦を制し、メダルを手にしたのは以下の3名です。
| メダル | 選手名 | 国名 |
|---|---|---|
| 金メダル | ジャカラ・アンソニー (Jakara ANTHONY) | オーストラリア 🇦🇺 |
| 銀メダル | ジェーリン・カウフ (Jaelin KAUF) | アメリカ 🇺🇸 |
| 銅メダル | エリザベス・レムリー (Elizabeth LEMLEY) | アメリカ 🇺🇸 |
オーストラリアの絶対女王、ジャカラ・アンソニー選手が圧倒的な強さを見せつけ、見事金メダルに輝きました!
日本人選手の奮闘
日本からは4名の選手が出場しました。1/16ファイナルでの日本人対決や、強豪相手の接戦など、それぞれのドラマを振り返ります。
冨高 日向子 選手:7位入賞
今大会、日本勢で最高の7位入賞を果たしました。1/16ファイナルではスウェーデンのエリス・ルンドホルムを29-6と圧倒。
続く1/8ファイナルでは、カザフスタンの実力者ユリヤ・ガリシェワと対戦しました。ここで冨高選手は審判7名中5名から高い評価を得るなど、23-12で見事に勝利しベスト8進出を決めました。
準々決勝では、後の銅メダリストであるエリザベス・レムリー(米)と対峙。序盤から積極的な攻めの姿勢を見せましたが、レムリー選手が35点のフルマークを出す圧巻の滑りを見せる中、冨高選手は惜しくも途中でコースアウト(DNF)となり準決勝進出はなりませんでした。
しかし、並み居る強豪を撃破しての入賞は、日本女子モーグル界の底力を改めて世界に示す素晴らしい成果となりました。
藤木 日菜 選手:9位
1/16ファイナルでは、チームメイトの中尾春香選手との「日本人対決」に臨みました。非常にタイトな滑りの中、ターンとエアーで着実にポイントを積み上げ、19-16という僅差でこの激闘を制しました。
続く1/8ファイナルでは、アメリカの強豪テス・ジョンソンと激突。スピードに乗った滑りでジョンソン選手を追い詰め、ターン点ではリードする場面も見られましたが、最終スコアは15-20。わずか5点差でベスト8進出は逃したものの、世界トップクラスと互角に渡り合う堂々としたパフォーマンスを披露しました。
最終順位9位という結果は、次なる舞台への大きな自信となるはずです。
中尾 春香 選手:18位
1/16ファイナルで、藤木日菜選手との同国対決に挑みました。中尾選手は持ち味であるアグレッシブな攻めの滑りを展開し、審判のうち3名からターンで優位な評価を得るなど、フィニッシュまでどちらが勝つかわからない大接戦を演じました。
最終スコアは16-19。わずか3点差で惜しくも初戦敗退となりましたが、日本代表同士のレベルの高さを世界に見せつける素晴らしい滑りでした。最終順位18位という結果ではありますが、この高いレベルでの競り合いを経験したことは、彼女の今後のキャリアにとって大きな糧となることは間違いありません。
柳本 理乃 選手:17位
1/16ファイナルで、フランスの強豪カミーユ・カブロール選手と対戦しました。柳本選手は精度の高いターンを武器に、審判のうち数名からカブロール選手を上回る評価を引き出すなど、手に汗握るデッドヒートを繰り広げました。
スピードとテクニックがぶつかり合った結果、最終スコアは16-19。中尾選手同様、わずか3点差という、まさに紙一重の差で1/8ファイナル進出を逃しました。
17位という結果以上に、世界ランク上位選手をあと一歩のところまで追い詰めたその技術力は、世界中に強烈な印象を残しました。
ハイライト:手に汗握る決勝トーナメント
準々決勝・準決勝の激闘
準々決勝ではアメリカのモーグル銀メダルのジェーリン・カウフ選手が35点満点を出すなど絶好調を維持。準決勝では、カウフ選手とフランスのペリーヌ・ラフォン選手、ジャカラ・アンソニー選手とアメリカのエリザベス・レムリー選手が対戦しましたが、ラフォン選手とレムリー選手が共にDNF(途中棄権)となる波乱の展開に。これにより、決勝はアンソニー選手とカウフ選手の頂上決戦となりました。
ビッグファイナル(決勝)
ジャカラ・アンソニー(豪) vs ジェーリン・カウフ(米) 事実上の世界ナンバーワン決定戦となった決勝。アンソニー選手が圧倒的な安定感を見せ、20-15でカウフ選手を撃破。女王の座を不動のものにしました。
スモールファイナル(3位決定戦)
エリザベス・レムリー(米) vs ペリーヌ・ラフォン(仏) ベテランのラフォン選手に対し、19歳の今大会女子モーグル金メダルの新星レムリー選手が挑んだ3位決定戦。
18-17という、わずか1点差の歴史に残る超大接戦を制し、レムリー選手が劇的な形で銅メダルを掴み取りました。
最終順位(トップ8)
- ジャカラ・アンソニー (AUS)
- ジェーリン・カウフ (USA)
- エリザベス・レムリー (USA)
- ペリーヌ・ラフォン (FRA)
- テス・ジョンソン (USA)
- オリビア・ジアッチョ (USA)
- 冨高 日向子 (JPN)
- アナスタシア・ゴロドコ (KAZ)
まとめ
提供された詳細なスコアを見ると、準決勝での波乱や、3位決定戦の1点差という極限の勝負が浮き彫りになります。日本人選手たちもこの高いレベルの中で確実に存在感を示しており、次なる戦いへの期待が高まります。


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