今回のスピードスケート男子1000mは、ジョーダン・ストルツ選手(アメリカ)が驚異的なオリンピック記録(1:06.28)を打ち立てるという、歴史的なレースとなりました。
その超高速決戦の中、日本から出場した3人の侍たち——野々村太陽、山田和也、森重航——は、どのように氷上を駆け抜けたのでしょうか。日本選手にフォーカスして、今回のレースを詳報します。
野々村太陽:日本勢トップの13位、攻めの滑りで見せた意地
日本勢で最上位に食い込んだのは、野々村太陽選手でした。
第10組のインナーレーンで登場した野々村選手は、序盤から力強いストロークで加速。後半の粘りが求められるこの種目で、1:08.87というタイムをマークしました。
- 順位: 13位
- タイム: 1:08.87(首位と+2.59)
トップのストルツ選手が別次元のタイムを叩き出す中、野々村選手は世界のトップランカーたちと真っ向から勝負を挑みました。13位という結果は、メダルには届かなかったものの、世界の層の厚さの中で確実に自身の足跡を残す滑りでした。
🇯🇵 山田和也:20位、次世代へのステップとなる粘りの滑り
続いて、第6組のアウターレーンで滑走したのが山田和也選手です。
- 順位: 20位
- タイム: 1:09.381(首位と+3.10)
山田選手は、非常にタイトなカーブワークで食らいつきましたが、1分9秒台前半という結果に。世界のスピードが1分6秒〜7秒台へと突入する過酷なコンディションの中、最後までフォームを崩さず、20位でフィニッシュ。この大舞台での経験は、今後の国際大会に向けた大きな糧となるはずです。
🇯🇵 森重航:500mのスペシャリストが見せた1000mへの挑戦
500mでの爆発的な加速に定評のある森重航選手は、第3組インナーレーンで登場しました。
- 順位: 24位
- タイム: 1:09.85(首位と+3.57)
短距離を専門とする森重選手にとって、後半の1周が勝負を分ける1000mは非常にタフなレースとなりました。スタート直後の加速は流石の鋭さを見せましたが、後半にタイムをロスし、24位。しかし、専門外に近い距離であっても全力で氷を蹴るその姿は、多くのファンの胸を打ちました。
総括:ストルツが作った「新時代」と、日本勢のこれから
今大会の男子1000mは、ジョーダン・ストルツ(USA)が金メダル、ジェニング・デ・ブー(NED)が銀メダル、寧忠岩(CHN)が銅メダルという結果になりました。
上位陣が1分6秒台から7秒前半をマークする中、日本勢が1分8秒〜9秒台に留まったことは、現在の「世界のスピード」との距離を浮き彫りにしました。しかし、野々村選手を筆頭に、日本代表が見せた「攻めの姿勢」は次につながるものです。
特にストルツ選手が見せた異次元の滑りは、スピードスケート界に新しいスタンダードを突きつけました。日本チームがこの「壁」をどう乗り越え、次の4年間でどう進化していくのか。
野々村、山田、森重、それぞれの挑戦はまだ始まったばかりです。氷上の侍たちの次なる戦いに期待しましょう!
【リザルト・ダイジェスト】
- J. STOLZ (USA) – 1:06.28 (OR) 🥇
- J. de BOO (NED) – 1:06.78 🥈
- Z. NING (CHN) – 1:07.34 🥉 …
- 野々村 太陽 (JPN) – 1:08.87
- 山田 和也 (JPN) – 1:09.381
- 森重 航 (JPN) – 1:09.85


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