スノーボード・ビッグエアの決勝が行われ、日本勢が世界最高峰の舞台で金・銀メダルを独占するという歴史的な快挙を成し遂げました!
予選から圧倒的な強さを見せていた日本チーム。決勝では「1980(5回転半)」という異次元の超大技が飛び交う、スノーボード史に残る激戦となりました。
ここでは、詳細なジャッジスコアと技の内容とともに、興奮冷めやらぬ決勝の激闘を振り返ります。
決勝リザルト:メダリスト一覧
| 順位 | 名前 | 合計スコア | トリック(ベスト2ラン) | メダル |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 木村 葵来 (JPN) | 179.50 | bs-19-Mel / x-bs-19-Mu | 金メダル |
| 2位 | 木俣 椋真 (JPN) | 171.50 | bs-19-Mel / x-bs-19-Ng | 銀メダル |
| 3位 | 蘇 翊鳴 (CHN) | 168.50 | – | 銅メダル |
メダリスト・ハイライト
金メダル:木村 葵来 —— 5回転半の応酬を制す
木村選手は1本目から、バックサイド1980(bs-19-Mel)という超大技を完璧にメイク。6人のジャッジのうち、3人が「90点」をつけるという圧巻のランで89.00を獲得し、早々に主導権を握ります。
2本目はミスがあったものの、勝負の3本目でドラマが待っていました。スイッチバックサイド1980(x-bs-19-Mu)を鮮やかに着地。ジャッジの最高点は「91点」に達し、スコアは90.50。合計179.50というハイスコアで、予選3位からの大逆転金メダルを掴み取りました。
銀メダル:木俣 椋真 —— 驚異の安定感で表彰台へ
予選10位から決勝に挑んだ木俣選手は、1本目で同じくバックサイド1980(bs-19-Mel)を決め、86.25をマーク。
続く2本目では、スイッチバックサイド1980(x-bs-19-Ng)で85.25を揃えるという驚異的な安定感を見せました。3本目を待たずして高スコアを2本揃え、合計171.50でフィニッシュ。世界が注目する中で「1980」を2方向で決めきる技術の高さを見せつけ、見事に銀メダルを獲得しました。
銅メダル:蘇 翊鳴 —— 王者の意地を見せる
北京五輪金メダリストの蘇選手(中国)も意地を見せました。1本目で88.25をマークするなど、日本勢の強力なライバルとして最後まで手に汗握る展開を演出。合計168.50で銅メダルを獲得しました。
チームジャパン:決勝を戦い抜いた猛者たち
メダルには届かなかったものの、予選を勝ち抜いた長谷川選手、荻原選手も世界を驚かせる高難度トリックに挑みました。
長谷川 帝勝(合計:100.50点 / 11位)
- 1本目: Cab-18-Mu (71.75点)
- 2本目: fs-18-I (16.00点)
- 3本目: fs-19-I (28.75点) 長谷川選手は1本目にキャブ1800を決め好発進。その後、さらなる高みを目指してフロントサイド1980(fs-19-I)に挑むなど、飽くなき挑戦心で会場を沸かせました。
荻原 大河(合計:34.75点 / 12位)
- 1本目: x-bs-18-Mel (21.00点)
- 2本目: x-bs-19-Mel (DNI)
- 3本目: bs-23-Mel (13.75点) 予選首位通過の荻原選手。決勝では守りに入らず、人類未踏の域ともいえる「2340(6回転半)」、バックサイド2340(bs-23-Mel)に果敢にトライ。着地こそ乱れましたが、その攻撃的な姿勢は次世代エースの風格を十分に見せつけました。
専門解説:勝負を分けた「ジャッジの視点」
今回の決勝では、日本勢2名がともに「1980(5回転半)」という現代スノーボードの限界に近い回転数を成功させました。特に金メダルの木村選手は、ジャッジ3(スウェーデン)とジャッジ5(フランス)から3本目に91点という極めて高い評価を引き出したことが、僅差の勝負を決定づけました。
総括:日本スノーボード界の新たな黄金時代
今回のビッグエアは、日本勢がワンツーフィニッシュを飾るという、まさに「日本スノーボード界の黄金時代」を象徴する大会となりました。
予選で首位通過した荻原選手や長谷川選手も含め、誰が勝ってもおかしくない実力者たちが揃う中で、木村選手と木俣選手が「1980」という最高難度の技を揃えて結果を残したことは、日本の層の厚さを改めて世界に証明しました。
おめでとう、木村選手!おめでとう、木俣選手!





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